◆DV相談するも殺人事件へ
先日、宮城県石巻市清水町１、南部かつみさん（４６）方で１０日朝、長女美沙さん（２０）と同市内の高校生、大森実可子さん（１８）が刺殺され、次女沙耶（さや）さん（１８）が連れ去られた事件が発生しました。その後、沙耶さんを連れ去ったとして未成年者略取と監禁の疑いで県警に現行犯逮捕された解体工の少年（１８）が、次女沙耶さんの元交際相手であり、沙耶さんは過去に警察等へ「DV被害」の相談をしていたことが判明しました。

【以下、毎日新聞より一部抜粋】

石巻２人刺殺：被害者、トラブルを「何度も警察に相談」

　早朝の民家に若い男女の悲鳴が響いた。宮城県石巻市で１０日、３人が刺された死傷事件。刺したのはこの家に住む女性の知人の少年（１８）とみられ、次々と切りつけたうえ、１人を連れ去り、数時間逃走した。ストーカー行為の果ての凶行なのか。静かな港町の住宅街に衝撃が広がった。

　「妹が付き合っていた彼氏に暴力を振るわれているようだ」

　死亡した長女の美沙さん（２０）は、アルバイトしていたコンビニの女性店長（２６）に悩みを打ち明けていた。店長によると、美沙さんは「自宅にも訪ねてきて困るので、警察に何度も相談している」とこぼしていたという。

　県警などによると、南部かつみさん（４６）方は、長女の美沙さん、次女で、少年（１８）に連れ去られた沙耶（さや）さん（１８）ら女性ばかりの５人暮らし。

　女性ばかりの家を襲ったトラブルに気付いていた近所の人もいる。ある女性は「９日夜にも何かトラブルがあったようで、午後７時半ごろ警察が来ていたようだ」と話す。近所の男性は「先月３１日に警察官３人がパトカーで南部さんの家に来ているのを見た。その日は３０分ぐらいで帰ったが、これまでにも何回か警察が来ていたようだ」と話した。県警石巻署によると、９日夜に南部さん方を訪れトラブルを起こしたのが、沙耶さんを連れ去った少年だったという。



（左）石巻２人刺殺事件容疑者と被害者の関係図　　　　（右）男女３人死傷事件が発生した宮城県石巻市

【以上、毎日新聞より一部抜粋】

◆DV問題−警察ではすぐに動いてくれない事実
東京探偵調査士会では、過去にもDV問題やストーカー問題の危険性を勧告してきました。結果論になってしまいますが、今回の事件もこのような殺人事件に発展する前に、必ず何か対策をとれたはずです。上記の記事にもある通り、監禁被害者の沙耶さんは犯人によるDV被害を何度も警察に相談し、実際に自宅でトラブルになった時も警察が駆けつける事態になっていました。しかし、それでは何の解決にもなっていないのです。今回の事件がそのことを証明しているといえるでしょう。

◆DV問題の対処法−DVの事件性を証明する
警察はあくまで、何か事件が起きない限り本腰を入れて動いてはくれません。ならば被害者サイドが問題の事件性を証明するしかありません。探偵事務所・興信所−東京探偵調査士会では、このようなDV問題やストーカー問題を解決する為の各種調査を行っております。DV問題やストーカー問題は、「相手を徹底的に拒否している」という態度を見せることが何よりも大切です。その上で相手を刺激しすぎないことも重要です。その為には第三者の介入が必要になります。現在、DV問題やストーカー問題でお困りの方は調査士会−無料電話相談センターまでご相談下さい。DV問題・ストーカー問題でお悩みの方は、今回の事件を決して他人事とせず、必ずご相談下さい。

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