◆未婚カップルや若年層に増えるＤＶ問題
探偵事務所・興信所−東京探偵調査士会では、かねてよりＤＶ調査を行い、離婚などの各種手続きの為のＤＶ相談にも力を入れてまいりました。これまでご相談に来られる方は既婚者の方が殆どだったのですが、最近では、未婚のカップルや若年層の間にもＤＶの兆候が表れるようになっているようです。

【以下、読売新聞より】

「デートＤＶ」高校・大学生の３割経験…石川で民間調査

　市民団体「石川おんなのスペース」（代表・深川明子金沢大名誉教授）が、石川県内の高校生と大学生を対象に実施した「若い世代の恋愛についてのアンケート」がまとまり、恋人がいる若者の約３割が、行動を制限されたり、言葉の暴力を受けるなどの「デートＤＶ」を経験している実態が浮き彫りになった。

　深川代表は「放置すれば将来、配偶者間のＤＶにつながる可能性もある」と警鐘を鳴らしている。

　同会は配偶者や恋人からの暴力（ＤＶ＝ドメスティックバイオレンス）被害者の支援に取り組んでおり、昨年７〜１０月、県内の７高校と３大学の男女計約２１３０人に対し、恋人の有無やデートＤＶに関するアンケート調査を実施した。

　アンケートでは、高校生の過半数、大学生の約７割が恋人がいると回答した。このうち、約２９・７％の若者が何らかのデートＤＶ被害に遭った経験があり、特に大学生は、約４０％に被害の経験があった。

　被害の内容は、▽言葉での暴力（約９・７％）▽行動を制限される（約８・７％）▽目の前でものを壊したり、ナイフを持ち出すなど怖い思いをさせられる（約２・６％）▽殴るけるなどでけがを負わされる（約０・８％）▽性的行為を強要される（約２・８％）−−など。

　一方、「暴力を振るわれても付き合い続けるのは、愛情があるから」と暴力を容認する考えに約１８・４％が賛同。「たとえ暴力を振るっても、謝ったら恋人は許した方がよい」という質問にも、約１１・３％が賛同していた。深川代表は「愛情の誤解からＤＶ事件に発展しかねない考え方だ」と指摘する。

　深川代表は調査の実施にあたり、「うちの生徒に、そういうことはない」「寝た子を起こすようなことはしたくない」と、調査への協力を拒む学校が複数あったことを明かし、「教育現場が、現状を無視して、実態を知ろうとしないように感じる」と話す。

　アンケートでは、初めて恋人からデートＤＶにあった時期に、「中学生の時」を挙げた若者も約２１・９％おり、「早期から、恋人同士は対等であると認識する男女平等教育の徹底が重要だ」と訴えている。

【以上、読売新聞より】



◆将来のＤＶ予防にも早期の対策を
上記の記事でもわかるように、若者の約３割がデートＤＶを経験していて、そのうち大学生にもなると約４割もの割合で被害を経験していることから、ＤＶは歳を重ねるごとに拡大していることがわかります。また、そのことから「将来の配偶者間のＤＶにつながる可能性」を危惧することも当然のことといえます。

ＤＶ問題は、まずは意識の改善から行わなければいけません。上記のアンケート結果のような「暴力を振るわれても付き合い続けるのは、愛情があるから」という考えや「たとえ暴力を振るっても、謝ったら恋人は許した方がよい」という考えなどは、まさしく愛情の誤解からＤＶを助長させる要因になっていることが考えられます。ＤＶ被害者はまずそのような考えを改善し、専門家に相談する必要があります。

◆もはや他人事ではないＤＶ問題
また上記記事の教育現場の人間のように、「寝た子を起こすようなことはしたくない」という考えを周りの人間が抱いていてはいけません。ＤＶに悩んでいる当事者は、どこかに相談したくても「相手からの報復」を恐れるあまり躊躇してしまうことが多いのです。身近でＤＶ被害に遭われている方がいる場合は、大事に至る前に専門家などに相談をして対策を練るべきです。

現在、ＤＶ被害でお悩みの方は調査士会−無料相談センターへご相談下さい。ＤＶは、時に命に関わる危険も考えられます。少しでも早く、現状から抜け出す勇気を持ってお近くの無料相談センターへご連絡下さい。

探偵・興信所−東京探偵調査士会

探偵メモ｜興信所メモ｜調査士メモ｜探偵調査メモ｜探偵事務所メモ｜探偵社メモ
探偵用語集｜浮気調査メモ｜人探し・尋ね人メモ｜初めての調査依頼メモ