失踪とお金の関係

失踪問題とお金の問題は、昔から密接な関係があるといえます。
何らかの問題を抱えた人間が、現実から逃避しようと行動にうつすのが「失踪」です。
その問題の中には、人間関係や家族との問題、職場関係、男女関係など多種多様なものがあります。しかしそのどの問題にも幅広く関連してくるものが「お金の問題」です。
この社会が通貨を基本として動いている以上、知人間・男女間・家族間・職場間などすべてのコミュニティで金銭トラブルは発生し得る問題なのです。

金銭トラブル−個人間とビジネス

金銭トラブルで失踪するケースにおいて最も多いものが、「借金による失踪」です。周囲の人間からお金を借りるだけ借りてしまい、返せなくなった挙句に現実逃避として失踪してしまうケースです。

また、このようなケースは個人間だけにとどまりません。ビジネスのうえでもよく起こることです。その場合は銀行からの借金を返せなくなって失踪するものや、取引先への支払いができずに失踪するものなどがありますが、最も悪質なものは「はじめから詐欺目的でお金を騙し取り失踪してしまうケース」でしょう。

悪徳経営者の失踪

過去には、経営破たんした大和生命が元本を保証するとして、資産運用のための出資を募っていた金沢市の男が、配当金を支払わずに失踪した事件がありました。
下記は当時の事件を伝えるニュース記事の引用です。


【以下、時事通信より】

■「大和生命運用」うたい出資募る＝会社経営の男失跡−告訴受け、石川県警捜査

大和生命（東京都千代田区、破たん）が元本を保証し資産運用するとうたい、出資を募っていた金沢市の会社経営の男が失跡し、配当も支払われないとして、同市の自営業の男性（28）が石川県警に出資法違反容疑で告訴状を提出していたことが30日、分かった。男は石川、神奈川、沖縄各県などの120人以上から約23億円を集めたとみられ、県警も捜査を開始した。

【以上、時事通信より】

高額詐欺事件の被害に遭わないためには

上記のニュース記事によると、失踪した男は１２０人から２３億円を集めたということです。
これは単純に計算しても１人あたり２千万円近い出資をさせていたことになります。
このような被害に遭わないためには、高額な取り引きをする前にはその関係者について詳しく知っておく必要があるでしょう。

高額取引前の事前確認の必要性

まず、高額の契約や取り引きをする際には、相手が企業でも個人でも、信用できる取り引き相手なのかを事前に知っておく必要があります。相手のこと（信用情報）をよく知ったうえで信頼できるのであれば契約や取り引きを安心して行なえます。しかし逆に、かつてトラブルを起こしたことがある企業や人物なら、契約や取り引きは中止した方が無難でしょう。

信用情報確認に効果的な「信用調査」

しかし、相手の信用度を調べるのはさすがに個人では限界があります。このような時は探偵事務所・興信所などによる「企業信用調査」、「個人信用調査」が役に立つのです。信用調査は企業や個人が、かつてトラブルを起こしたことはないか、支払期限や金額などが契約通り行なわれているかなど、相手の信用情報をくまなく調べて報告する調査だからです。

所在確認に効果的な「行方調査」

また、今回の事件のように、配当も支払わずに相手が失踪してしまった場合は、専門家による行方調査が必要になります。行方調査によって相手の居所を探し出し、返金を請求したり、場合によっては法的手段に訴えることになります。相手がどこにいるかわからなければ返金請求のしようがないので、行方調査は必須になります。

信用調査・行方調査のご相談はコチラまで

企業信用調査、個人信用調査、行方調査をお考えの方は、調査士会までご相談ください。
各調査項目の担当者が調査の手法、料金などを詳しくご説明いたします。
調査士会−無料電話相談センターでは２４時間ご相談をお受けしております。ご相談、調査料金のお見積もりは無料ですので、現在トラブルに巻き込まれてしまっている方や、これから高額取引を控えている場合はまずご相談ください。

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