未成年〜20代前半までの若年層による失踪・家出の件数は毎年増え続けております。
失踪・家出の理由や状況はそれぞれですが、突然家に帰らなくなってしまうケースが多く、「前日までは普通だった」と言われるご家族が殆どです。外泊や深夜帰宅などが全く見られなかったお子様でも突然失踪・家出をしてしまうケースも多くあります。

失踪・家出の動機は、冒険心や過剰なストレスによる逃避、自覚のない外泊行動、など様々です。
しかし、家出人・失踪者は「必ず自宅に帰りたいと思う瞬間がある」といわれています。
いわゆるホームシックです。

この状態のときは、自分から家に帰るというよりも「見つけて欲しい」という願望が強い為、現在の状況に関する情報を出しやすい時期ともいえます。
ただしその状態を過ぎてしまうと、今度は見つけられる確率が低くなってしまうのです。
そのため若年層の失踪・家出が発覚した場合は、早い段階で専門家に相談されることをお勧めします。

失踪・家出人を発見したからといって、それで一件落着ではありません。
発見後は、家出人の心のケアが必要です。

失踪するにはそれなりの理由があるはずですから、今後はそのようなことが起きない様に対処してあげなくてはいけません。かといって本人を叱るような事をしては意味がありません。本人の心の内を充分に理解することで、今後の関係を家族全体で考えていくことが大切な事といえます。

未成年〜20代前半までの若年層による失踪は、事件や事故に巻き込まれるケースが非常に多いのも特徴です。発見時には取り返しのつかない状態になることも考えられますので、お子様が突然の失踪をしてしまった場合は、早い段階で専門家へご相談下さい。

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