ゴールデンウィークのような長期の連休や、夏休みなどの長期休暇の前後になると、調査士会には毎年少年・少女の家出に関する相談が増加します。少年少女の家出は常に犯罪や事件・事故と隣り合わせのため、早急な捜索が必要です。

過去にも家出に関するショッキングな事件が報道されたことがありました。
以下は当時のニュース記事の引用です。

【以下、時事ドットコムより】

家出少女に売春手伝わせる＝「どんどん客取れ」女を逮捕

家出中の少女を自宅に軟禁し、買春客を集めさせるなどしたとして、県警少年捜査課などは１９日、暴行と児童福祉法違反（有害支配行為）容疑で、横浜市中区富士見町、自称ブライダルプランナー石井しのぶ容疑者（３５）を逮捕した。容疑を認めている。
調べによると、石井容疑者は昨年１１月中旬、家出中の１６歳の無職少女に自宅で殴るけるの暴行を加え、「ここで死ぬか丸刈りになるかどっちかしかない」と脅し、髪を切るなどした疑い。また今年５月２日ごろまでの間、少女を自宅に軟禁、「メールを流してどんどん客を取れ」などと命じ、出会い系サイトを使って買春客の確保などの仕事に従事させた疑い。
石井容疑者は、別の無職の女（２５）＝少女に対する児童福祉法違反容疑で逮捕＝に少女が誘った客を引き合わせ、売春させていた。

【以上、時事ドットコムより】

家出問題の専門家からすると、この事件は別段特別な事例とはいえません。
このような事例は氷山の一角といえるでしょう。
例え暴行をされ、売春などを強要されなかったとしても、似たようなケースは多々あるというのが現状です。

現在、インターネット上の出会い系サイトや掲示板・チャットなどを見てみると、家出少女の『今日泊めて』という書き込みが多数見受けられます。こうした書き込みに男性側は　『よかったら力になるよ』　『いつでも来ていいよ』　など一見親切に見える返信を数多く寄せているのです。


※ネット掲示板の書き込み事例

本当に親切でしている男性もいるかもしれませんが、本当に親切なら家に帰るように諭すのが大人のあり方でしょう。大抵の少女達はそこに気付かず、喜んで家に行ったはいいものの体を求められ、立場の弱さから抵抗出来なくなってしまうのです。

このように世の中には善人のフリをしながら少女を毒牙にかけようとしている人が溢れています。
「前にも家出があったけれど戻ってきたから大丈夫だろう…」というのは何の保障もないことなのです。

この時代は、いつ事件・事故に巻き込まれるか分からない世の中です。
特に未成年者の場合は取り返しのつかない事態になってしまう可能性もあります。
早めに捜索を開始しなければ手遅れになることも否定出来ません。

調査士会の無料電話相談センターでは、家出問題の専門家が24時間無料で未成年者の家出・失踪に関するご相談を受け付けております。少年・少女の心に傷か付いてしまうようなことが起きる前に、保護者である大人が探し出して保護する責任があります。手遅れになる前にご相談ください。




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