夏休みなどの長期休暇がある季節に増加するのが、少年少女の家出問題です。
最近では、「プチ家出」と呼ばれる２日・３日ほどで帰ってくる家出が大変多くなっています。
プチ家出の場合、親御さんも単なる無断外泊程度に考えてしまうことも多いようですが、プチ家出を繰り返しているうちに、長期間の家出に発展してしまうケースも少なくありません。
そして、そのような長期の家出状態から少年少女が事件に巻き込まれることが増えています。

過去にも、実際に家出の子供が巻き込まれる事件がおきています。
以下は当時の事件を報じるニュース記事の引用です。

【以下、共同通信より】

■ネット配信会社を書類送検 児童ポルノ陳列で全国初

大阪府警少年課などは２日までに、風俗店の広告宣伝のため少女らのポルノ画像を作成し、インターネットのホームページ（ＨＰ）に掲載、配信したとして、児童買春禁止法（児童ポルノ製造、公然陳列）違反容疑で、大阪府吹田市のインターネット配信会社「ブリッツ」と同社の高大介責任者（２５）＝大阪市東淀川区＝ら４人を書類送検した。警察庁によると、同容疑でネット配信会社が法人として摘発されたのは全国初という。調べでは、高責任者らは大阪市中央区の派遣型ファッションヘルスの依頼を受け、少女のポルノ画像などを含む店のＨＰを作成。今年５月から約１カ月半、ネット上に掲載、配信した疑い。また同課は、家出少女らをスカウトして働かせたとして、児童福祉法違反などの容疑でファッションヘルス経営者ら４人を逮捕した。同店は昨年１１月から７カ月で１３００人の客を相手に、約２０００万円の利益を上げていたという。

【以上、共同通信より】

これは過去の事件ですが、現在もこのような家出した少年少女を巻き込む事件は頻発しています。
少年少女はまだ社会経験に乏しく、正確な善悪の判断ができません。ましてや家出状態にあるわけですから、「今自分が欲しているものがあってそれを提供してくれるのならば」と、自分の体を犠牲にしてしまうことも厭わないというケースが目立ちます。

勿論、少年少女を巻き込む大人が一番いけません。
しかしその大人側を事前に抑止することができていないのが現状です。
このような犯罪行為が行われてからはじめて、法の力で裁くことができるのです。



しかし子供の未来を考えたとき、これではあまりにも遅すぎます。
やはり家出中の少年少女が悲惨な目に遭う前に対応することが肝心でしょう。
つまり、まずはそのような大人たちと少年少女を引き合わせるような状態を作らせないように、周囲の大人が努力するべきでしょう。それは家出する前だけに限らず、家出後も同じです。プチ家出などを軽く考えずに一刻も早く探し出してあげることが大切です。

現在お子さんの家出で悩んでいる方は犯罪などのトラブルに巻き込まれる前に、専門家に相談してください。家出をつい軽く考え、結果、生涯お子さんと会えなくなってしまった事例も実在します。

そのようなことにならないためにも、家出が発覚した場合はすぐに調査士会−無料電話相談センターまでご相談ください。家出問題の解決には、スピードが大切です。家出問題の専門家が２４時間体制で相談をお受けしております。

また、プチ家出を繰り返す子供は、日常になんらかの不満を持っていることが殆どです。
子供がプチ家出などをして発見に至ったときは、頭ごなしに怒るのではなく、親である自分にどんな問題があったのか考えてください。そしてお子さんと真剣に話し合ってください。それこそが本当の意味での家出問題の解決だからです。



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